人生初のお伊勢参り体験記 前編

旅行

こんにちは!当ブログ運営人のこごみです!

筆者、旅行が趣味なのですが、その中でも好きなのが各地の神社巡り!新型コロナウイルスの流行で、なかなかいくチャンスがなかったのですが、今回は昨年初めて伊勢神宮へのお参り旅行をさせてもらったのでご紹介していこうと思います!

伊勢神宮については歴史や伝記、習わしなど様々な知識があるとより深く楽しめる場所となっていますが、全部調べるのは大変ですよね。

今回はこれだけおさえておけば、いざお参り時に疑問に思う、他の神社とは違うあれこれに納得して楽しめる!

そんな解説も交えていきますので、ぜひ皆さんの今後の伊勢神宮巡りの参考にもなれば幸いです。

 

まずは目的地、伊勢市へ

 

2021年の暮れ、名古屋を拠点として、1日伊勢神宮観光に行ってきました!まずは名古屋から伊勢まで電車で移動。朝ラッシュの時間帯に名古屋を出発しました。コロナウイルスの流行も一旦落ち着いていた時期での旅行でしたが、混雑を極力避けるため近鉄特急に乗車。

実は電車での移動が好きで鉄オタに片足を突っ込んでいる私ですが、今回近鉄特急さんでの移動も始めてだったので移動時もすごく新鮮でした!今回乗った車両は近鉄アーバンライナー。少しレトロな車内を堪能しながら1時間半ほどかけて伊勢市駅まで移動。

いせしえき 

 

待望の伊勢の地に到着です!

 

伊勢市駅の鳥居

駅前に来ると、さっそく鳥居がお出迎えです。大きな神社の最寄りの駅や道路にはつきものですね。神社の影響力が街全体にわたってあるような、厳格な雰囲気すら感じさせます。

この先に伊勢神宮の外宮がありますが、そちらでの体験をつづる前に、伊勢神宮の基本的な説明をしていきますね。

そもそも伊勢神宮とは?

こごみ
こごみ
そもそも伊勢神宮ってどういう立ち位置の神社なの?
とても大きい神社ってことは知っているけど…

伊勢神宮は、大きく皇室の御先祖と言われる天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、天照大御神のお食事を司り、衣食住や現在では産業の神様としても祀られている豊受大御神(外宮)に分かれているんだ。
伊勢神宮は正式名称を「神宮」と言い、内宮、別宮の両正宮を中心として、14所の別宮、109の摂社、末社、所管社を合わせた、伊勢市とその周辺の125社のお社の総称を指すんだよ。

その歴史はさかのぼる事なんと2000年!皇女である倭姫命が天照大御神の社を五十鈴川のほとりに建てたことが始まりとされています。

江戸時代には「お伊勢参り」が庶民の中でブームとなり、長い人は数か月の時間をかけ、中には大金を払っても参拝する人もいたそうです。「一生に一度はお伊勢参り」というフレーズからも、当時の伊勢神宮への参拝の人気がうかがえます。

 

伊勢神宮のみで行われる20年に一度の儀式

伊勢神宮では他の神社とは異なり、20年に1度「式年遷宮(しきねんせんぐう)」と呼ばれる儀式が行われます。その内容は20年ごとに神様を祀る殿舎(お宮)を新しく造営した殿舎へ遷(うつ)すというもの。

式年遷宮は、途中で123年ほど行えなかった時期があるものの、なんと飛鳥時代から約1300年も続いて行われている儀式なのです。とても長い歴史のある儀式が、現代でも続いているとは感慨深いですね。

伊勢神宮の回り方

今回は初回ということで、効率などは考えず、ゆったりと時間の許すまで気ままに神社巡りをさせていただきました。

伊勢神宮巡りの習わしとしては、外宮→内宮が正式な参拝順といわれているため、セオリー通りに外宮より参拝をしました。

伊勢神宮の御朱印

神社巡りといえば、御朱印の存在も欠かせません。伊勢神宮の御朱印は内宮・外宮の他に別宮と呼ばれる特別な神社の御朱印があります。別宮は全部で14社ありますが、御朱印がもらえるのは月夜見宮(つきよみのみや)・月読宮(つきよみのみや)・倭姫宮(やまとひめのみや)の3社のみです。1回のお参りで合計5つもの御朱印をもらえることになります

(その他に遠いお宮という意味の遙宮と呼ばれる伊雑宮・瀧原宮でも御朱印がもらうことができますが、内宮・外宮から距離が遠く、向かうにはレンタカーなどの移動手段が必要になります。)

私は今回、内宮・外宮周辺で5つの御朱印ももらうことを目的にお伊勢参りを行いました!

季節ごとに参拝時間が異なります。参拝時間外には御朱印はいただけないのでご注意ください!

内宮・外宮・別宮参拝時間

  • 1月・2月・3月・4月・9月午前5時~午後6時
  • 5月・6月・7月・8月午前5時~午後7時
  • 10月・11月・12月午前5時~午後5時

御朱印帳

筆者は自分へのお土産もかねて御朱印帳を購入しました!これは小さめサイズで、お値段は1000円でした。お手ごろな値段ですが、伊勢神宮の内宮・外宮・別宮の解説が分かりやすく書かれていますので、初めてのお伊勢参りや、あまり伊勢神宮について詳しくない方でも、この一冊を見ながら回れば各場所にどんな神様が祀られているのか学びながらお伊勢参りができるのでおすすめです!

また伊勢神宮にはこの御朱印帳以外にも様々な御朱印帳が発売されています。

カラフルだったり、鮮やかできれいなものもありますので、ぜひお気に入りの御朱印帳を見つけてくださいね!

御朱印帳は、伊勢神宮の中でも外宮・内宮でしか販売されていません。御朱印帳を現地で買って御朱印巡りをされる方は注意が必要です!

 

いざ、お伊勢参り

①外宮(豊受大神宮)

伊勢市駅から徒歩で10分弱、まずは外宮から参拝です。

とようけだいじんぐうの説明版

入り口には祀られている神様の説明書き。

先ほど紹介した豊受大御神様ですが、羽衣伝説の天女様であったりもします。

さらに進むと、生い茂る木々と鳥居が。敷地は結構広いです。この日も参拝の方が結構いらっしゃいましたが、不思議と不思議と境内はとっても静かで、落ち着いた雰囲気に包まれていました。

奥へ奥へと進むと本殿が。20年に一度建て替えられているため、建物はとても綺麗でした。因みに鳥居から先は撮影禁止となっています。

鳥居をくぐると、穏やかなのに、どこか張り詰めた気持ちになりました。失礼のないよう、基本の「二礼二拍手一礼」で参拝させていただきました。

ちなみに伊勢神宮では基本的に個人的なお願いをするのはご法度と言われています。特に別宮と内宮は公の願い事(国家安寧や世界平和)をする場となっているためです。

外宮の境内にはさらに3つの別宮があります。

土宮(つちのみや) 風宮(かぜのみや)

まずは土宮と風宮です。土宮には山田の腹の地主の神様「大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)」、風宮には元寇の際に神風を起こしたという「級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)」がそれぞれ祀られています。

ちなみに土宮の左側に少しスペースがありますよね?実はこのスペースは「古殿地(こでんち)・新御殿地(しんごてんち)」と呼ばれていて、次回の遷宮時に新しい殿舎を作る場所なんです。ですので次回の遷宮後に再度お参りに行った際には、以前あったものとは別の殿舎にお参りすることになるわけです。これも式年遷宮を行う伊勢神宮ならではですね。

そして境内のすべての殿舎にはこのスペースが隣にありました!丸々全ての建物を20年ごと建て替える、そしてその儀式を1300年以上続けているなんて本当にすごいと思います。

98段の階段

二社の参拝後、さらにその先には階段が。98段の階段を上った先には…

たがのみや

 

もう一つの別宮の多賀宮にたどり着きます。こちらに祀られているのは豊受大御神の「荒御魂(あらみたま)」すなわち豊受大御神の荒々しい側面を祀った社です。

先ほど紹介した外宮には豊受大御神の「和御魂(にぎみたま)」穏やかな一側面が祀られています。

文面だけみると少し恐ろしい気もしますが、「荒御魂=悪」ではありません。あくまでその神様の天変地異も起こすほどの強い力の一面、また行動的な面といったところでしょうか。

今回の参拝に来るまで、私は別側面でそれぞれ異なるお社に祀られていることを知らなかったので、かなり衝撃的でした!

ちなみに、個人的なお願いは「荒御魂」の祀られたお社でなら可能といわれていますが、理由は定かではありません。

これらすべての参拝を終えて外宮での参拝は終了!1時間ほどの滞在時間でした!今回は5社参りが主な目的だったため、さくっと参拝を済ませましたが、外宮はとても敷地が広く、これらの他にも境内には小さな神社が複数あったり、せんぐう館と呼ばれる式年遷宮について解説している資料館などもあるため、全部回ればこちらだけで半日過ごせるくらいのボリュームだと思います!

 

②月夜見宮(つくよみのみや)

お次は月夜見宮です。再び伊勢市駅方面へ戻ります。伊勢市駅から約5分ほどの距離にありました。伊勢市駅から一番近い神社ですね。

つきよみのみや 入口

閑静な住宅街の中にある月夜見宮(つきよみのみや)。こちらは外宮に付随する4つのうちの別宮の1つになります。4つのうち3つは外宮の境内にありますが、残る1つは少し離れた所にあるんですよね。こちらは他の別宮と比較してもとてもコンパクトな神社です。30分もあれば境内全て回りきるのも容易です。周囲は木々で覆われた境内ですが、殿舎周囲は日差しに包まれた穏やかな空間になっています。

こちらに祀られているのは主に天照大御神の弟神、月夜見尊(つくよみのみこと)そしてその荒御魂の月夜見荒御魂です。

伊勢神宮巡りの中で、一番リラックスできる神社でした!

残る内宮(皇大神宮{こうたいじんぐう})、月読宮(つきよみのみや)・倭姫宮(やまとひめのみや)については、後編でご紹介していきます!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました